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交通事故と加害者

危険運転致死傷罪…悪質、かつ危険な運転行為によって人を負傷させた場合、10年以下の懲役。そして人を死亡させた場合、15年以下の懲役。

業務上過失致死傷罪…運転中、注意散漫になったことで人を死傷させた場合、5年以下の懲役、または50万円以下の罰金。

交通事故(人身事故)を起こした場合、加害者は3つの法律上の責任を負わなければなりません。

刑事上の責任…上記に説明しましたが危険運転致死傷罪、もしくは業務上過失致死傷罪が適用されます。

道義的な責任…加害者は人を死傷させたわけです。被害者に対して、お詫びやお見舞いといった誠意を尽くす責任があります。

民事的な責任…加害者は被害者の損害を償うため、民事裁判によって責任を負う義務があります。

人身事故は一方的に人の夢や希望を奪ってしまい、被害者の家族・親族・関係者に多大な迷惑をかけてしまいます。しかし、日本における刑事責任は50万円の罰金で済んでしまうのが現状です(業務上過失致死傷罪の場合)。不誠実な人間(加害者)だったなら、なんとも有難い法律ではないでしょうか。

そうはいっても人身事故は、それだけ被害者、そして加害者の人生をも変えてしまう事故なのです(普通の常識を持った人間なら)。

交通事故を起こしてしまうと誰でも気が動転し、パニック状態に陥ります。人に怪我をさせてしまったと気付けば余計にそうです。しかし、加害者にしか出来ないことがあります。
それは負傷者に対しての救護義務です。負傷者に対して様々な救護ができると思います。動けるようであれば自動車で病院まで運ぶ・ちょっとした止血なら応急処置を・意識が朦朧としているなら、励まし勇気づける…とにかく、負傷者の救護が第一優先ということを覚えておいてください。

そして、加害者はすべての責任を負うために刑務所に入らなければなりません。しかし交通事故を起こした加害者全員が、交通刑務所に入れられるわけではありません。交通刑務所に入るには条件があります。刑期が3ヵ月以上・心身が正常であること・前科がなく初犯であること等々、このような条件が満たされていなければ、通常の刑務所に服役させられることになります。

刑務所での服役が終われば、表面上は加害者というレッテルはなくなり、普通の一般人としての生活が待っています。加害者になる前の生活、刑期を終えたあとの生活、これからの生き方で真価が問われます。

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