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交通事故紛争処理センター

交通事故(人身事故)が発生した場合、最終的に示談という形に落ち着けば被害者-加害者、双方とも負担を軽減することができます。
しかし、双方とも納得がいかなければ、裁判で決着をつけなければなりません。そして裁判費用の負担はもちろんのこと、精神的苦痛・疲労を余儀なくされる場合もあります。
そういう場合、加害者が保険会社と契約していれば、(財)交通事故紛争処理センターを利用することができます。

いってみれば(財)交通事故紛争処理センターは、無償で行われる裁判のような感じではないでしょうか。(財)交通事故紛争処理センターは、交通事故に関して弁護士による無償法律相談・弁護士による和解のための無償斡旋などを目的に設立されているからです。
現在は、東京都に本部を構え、7支部・2相談室、全国10ヶ所に拠点を設けて、様々な和解斡旋の手助けをしています。

(財)交通事故紛争処理センターのメリットとして…

(1)裁判という形を取らずに双方の意見を十二分に伝えることができる。
(2)加害者の契約していた保険会社が、審査の算定(損害賠償)に従わなければならない。つまり(財)交通事故紛争処理センターの和解案が最優先されることを意味します。
(3)裁判のことを考えれば、交渉期間も短縮でき、弁護士費用の不要等々が挙げられます。

しかし、(財)交通事故紛争処理センターのメリットがあるにも関わらず、被害者にとって不満な点が残ります。
例えば、(財)交通事故紛争処理センターの担当弁護士が賠償金に関する事案に対して、あまり熟知していない場合もあるからです。つまり、被害者にとって不十分な賠償金額で和解してしまうのです(通常の裁判訴訟と比較した場合、とんでもないくらい定額賠償金で和解させられた事例がいくつも存在します)。

また、被害者が重度後遺症等々の難問題に関わっている場合、(財)交通事故紛争処理センターの担当弁護士との間に十分な審査準備が必要になってきます。つまり弁護士に相談することが多くなり、結果として裁判をしているような感じになってしまうということです。
このように(財)交通事故紛争処理センターにもメリット・デメリットはあります。しかし無償で、しかも公平な立場で損害を算定してもらえることは、一般人にとって本当に有難いものだと言えるのではないでしょうか。

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