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むち打ち症とネックカラー

みなさんは、何故、むち打ち症という病名が付けられたかご存知でしょうか。
身体(特に首)は交通事故などによって、強い衝撃を受けます。身体が後方に反り返り、その反動によって反り返った身体が前方に強く曲がります。その一連の動作がむちを打つ様に似ていることから、むち打ち症と名付けられたそうです。

もし頸椎(首)の痛みが軽度ならば、多少の湿布薬や痛み止め薬で十分症状は改善されると思います。しかし頸椎の痛みが激しいばかりでなく、肩や腕・指先まで痛みや痺れを伴う場合、ネックカラーが必要になります。ネックカラーとは、いわゆる首のコルセットです。
むち打ち症を発症した直後なら、自分自身でネックカラーの代わりを考えなければなりません(病院の診断を受ける前)。

まずはタオルを細長く折りたたんで、それを首に少し強めにグルグル巻きにしてください。むち打ち症の場合、首を固定させることが一番大事な処方です。
このようにネックカラーはむち打ち症の治療で使われる医療器具の一つです。首を固定することを前提に作られており、首の周りが蒸れないように通気性に富んだパットが使われているのが特徴です。そして、ネックカラーの取り扱いは至極簡単です。取り外しも出来るようにマジックテープが使われています(ソフトタイプのネックカラー)。
軽度のむち打ち症、そして寝がえりによる首の痛みを緩和するには、ソフトタイプのネックカラーが使われます。しかし重度のむち打ち症の場合、ハードタイプのネックカラーが使われます。これはむち打ち症になられた方の首周り・首の高さを調節し、首に固定してしまうタイプです。

このように、ネックカラーはむち打ち症にとって重要な役割を果たしていると言われています。しかしそれに相反して、ネックカラーの効果に否定的な意見が多数述べられているのも事実です。
1983年の論文では、こう報告されています。「ハードタイプのネックカラーは頸椎の動きを固定する(妨げる)には十分な効果は得られるが、ソフトタイプのネックカラーは頸椎の動きをほとんど固定するに至らない」。

この論文が示すように、ネックカラーにはまだまだ改良の余地があり、現在においてもいろいろなネックカラーが考案されています。つまり、私たちの身体にとって頸椎がいかに大事な部分であるかということを如実に表しています。
みなさんがもし追突事故などに遭われた場合、必ず首を動かして痛みをチェックしてください。そして、自分の指で頸椎のどこが痛いのか触診してください。痛ければ、上記で述べた方法で頸椎を固定してください。それが完治に向けての第一歩になります。

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